第49期 株主通信サン電子株式会社

JASDAQ 証券コード:6736

新体制について NEW
STRUCTURE

新たな経営体制にてサン電子は進んでまいります

2020年4月8日開催の臨時株主総会を経て、新たな経営陣での歩みを始めたサン電子。取締役 内海龍輔が、創業家の一員としての決意と再び成長軌道へ乗せるための新たな体制について語ります。

取締役内海 龍輔

継承すべきサン電子の価値観

 1970年代初頭、創業者である前田昌美は社会がエレクトロニクスで大きく変わることを予見し、サン電子を創業しました。
 以降、人々の暮らしを豊かにするための挑戦を続けた結果、今はモバイルデータソリューション、アミューズメント関連、IoT関連、ゲームと事業ポートフォリオを変化させながら今に至っています。
 その中で一貫して変わらなかったものは、常にベンチャースピリットを忘れず、テクノロジーで社会を豊かにし、課題を解決するために挑戦し続ける創業の頃からの価値観ではないでしょうか。
 しかし、そうした志もやはり会社として持続可能な発展を続けていくことで初めて社会的価値を生み出していけるのではないかと考えています。

大きな環境変化を迎える中、創業当時の思いに立ち返る

 現在、サン電子にはこれからの社会課題を解決し得る、有望な事業シーズを抱えています。そこへ新たに新型コロナウイルスの影響という大きな社会環境の変化が加わった訳ですが、これにより、リモートによる業務や、IoTの進展はさらに加速し、また在宅での過ごし方により多くの便利さや楽しさを求めるライフスタイルが定着することでしょう。
 これらの変化により、企業の事業活動や人々の暮らしに革新が求められ、いよいよ我々が開発を進めてきた製品やソリューションが、より豊かで、安全な社会の実現に貢献できるのではないかと期待しています。足元は非常に厳しい状況ですが、今はまさにエレクトロニクス黎明期に創業した当時と同様のステージに立っていると私自身は考えています。その中で創業家の一員である私が新たに経営陣に加わったというのも、運命的なものを感じていますし、私自身、サン電子のスピリットを体現する象徴でいなければなりません。今はその重責に身が引き締まる思いです。

課題克服へ向けた新たな経営陣と共に歩みを進める

取締役 内海 龍輔

 現在の当社の事業ポートフォリオやシーズの中から注力分野の選別とそこへの経営資源の集中を進めているところです。そのために各分野における投資対効果の見極めや、選別の為の適切なハードルレートを設定し、管理していくことも当社のガバナンスとして極めて重要だと考えており、課題であると認識しています。それらを早急に推進し、リスクは担保しつつ、これからも社員が旺盛な挑戦意欲をさらに掻き立てられるようなフィールドを整備していくこと、つまり早期の収益化へ向けた舵取りが我々経営陣に求められていることであると認識しています。そのためのボードメンバーの顔ぶれとして、今まではIoT関連、AR、VR、モバイルなどハードウェアの知見に偏っていた感がありましたが、今後の事業展開の中で、我々が蓄積してきたハードとソフトのノウハウを活かしたトータルでのソリューション提供を一層推進していきたい考えから、ソフトウェアの専門性を強化したことと、それに加えて収益性や投資対効果を適切に管理していく為の知見と経験を持ったメンバーなど、バランスの取れた構成になっていると考えています。
 経営陣の刷新ということで株主の皆様へは多大なるご心配をお掛け致しましたが、新たな経営陣の下、株主価値の向上に邁進していく所存ですので、引き続きご支援を賜りたく、お願い申し上げます。

役員一覧

  • 代表取締役社長 木村 好己
    代表取締役社長
    木村 好己
  • 取締役 内海 龍輔
    取締役
    内海 龍輔
  • 取締役 ヨナタン・ドミニツ
    取締役
    ヨナタン・ドミニツ
  • 社外取締役 岩田 彰
    社外取締役
    岩田 彰
  • 社外取締役 ヤコブ・ズリッカ
    社外取締役
    ヤコブ・ズリッカ
  • 社外取締役 ヤニブ・バルディ
    社外取締役
    ヤニブ・バルディ
  • 取締役 武藤 靖司(常勤監査等委員)
    取締役
    武藤 靖司
    (常勤監査等委員)
  • 社外取締役 川上 明彦(監査等委員)
    社外取締役
    川上 明彦
    (監査等委員)
  • 社外取締役 柴田 和範(監査等委員)
    社外取締役
    柴田 和範
    (監査等委員)