トピックス

企業が自社の価値を伝え、社会との関係性を築くためのコミュニケーションは、近年ますます複雑化・多様化し、信頼性と実務性を兼ね備えた情報源の整備が重要視されています。今回、新たに開設した当社のオウンドメディアは、企業とステークホルダーをつなぐ「情報の入口」として、上場企業を中心とした読者に企業価値向上に資する情報を発信します。
開設当初は「統合報告書」をテーマとした基本情報を提供し、その後はお客様事例、ウェビナー連携、さらにIRサイト制作支援やIPO支援など、当社の多様なソリューションに関連する情報も発信予定です。企業の持続的成長に貢献するオウンドメディアとして進化を続けてまいります。

※オウンドメディア(Owned Media)とは、「Owned=所有する」という意味のとおり、企業や個人が自ら所有・運営する情報発信媒体の総称です。

オウンドメディアサイト
https://www.takara-print.co.jp/media/

金融庁の「資産運用立国実現プラン」や新NISA制度の開始を背景に、投資信託市場が拡大する中で、目論見書や運用報告書のHTML化やセキュリティー・トークンなどの環境の変化が大きくなっています。当社はこれをビジネスチャンスと捉えていますが、当該分野の事業規模の拡大とリソースの確保が経営課題となっています。
このため投資信託(国内・外国)・外国債券などに特化し、高度な専門性と高品質なサービス提供により、顧客の信頼を得てきたジェイ・トラスト社が、当社グループの一員となりました。これにより金融商品ディスクロージャー支援のさらなる強化につながるものと考えています。
当社グループならびにジェイ・トラスト社が築き上げてきた高品質の金融商品ディスクロージャーのノウハウ・知見を掛け合わせ、相乗効果を発揮することで、事業規模の拡大と製造プロセスの共有化によりコストが改善し、利益率の向上も見込まれます。

ジェイ・トラスト社…1978年の創業以来、大手金融機関など(資産運用会社、証券会社、銀行、海外発行者代理人など)を主要な顧客とし、投資信託(国内・外国)・外国債券などに特化した金融商品ディスクロージャー分野で、日本国内外の金融市場を支えています。金融商品を熟知した顧客のニーズを捉えた即応性を有する高品質のサービスとともに、機動力と柔軟性を生かした強い新規営業力により、顧客基盤・サービス領域を拡大しています。

2025 年7月9日開催の取締役会において、資本配分の最適化を図ることを目的とし、取締役会の諮問機関として当社取締役会の下に「グループ資本戦略検討委員会」(以下「本委員会」)を設置しました。今後、本委員会で資本の効果的な配分と有効活用を常に意識し、グループ全体の企業価値向上および競争力強化を図り、資本配分の最適化などについて検討を進めます。また本委員会は、外部専門家を含む様々な知見を積極的に活用した検証を行います。株主還元、成長投資、資産の保有のあり方などを議論し、当社グループ全体の収益基盤の強化と企業価値向上、中長期的な観点で持続可能な成長を支える資本配分の検証を行い、その審議結果を取締役会に適宜報告・提言します。