新社長に聞くTAKARA & CO.グループの成長戦略

株主・投資家の皆様には日頃より当社グループへのご支援を賜りまして、心より御礼申しあげます。
この「ネットで株通」では当社グループへのご理解を一層深めていただくため、詳細な情報をお伝えいたしますので、ご一読いただけますと幸いです。

株式会社TAKARA & COMPANY
代表取締役社長  白井 恒太

2026年5月期は企業における情報開示の高度化や資本市場との対話の重要性が一層高まる中、当社グループの提供価値がこれまで以上に評価された一年となりました。主力のディスクロージャー関連事業は、決算開示の利便性および品質を飛躍的に高める統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」の導入社数が順調に拡大いたしました。またコーポレート・ガバナンス改革や投資家対話の要請に応えるべく、統合報告書を通じた開示支援及び英文開示に向けたIR翻訳、さらにはサステナビリティ開示コンサルティングなど、高付加価値領域のサービス提供力をグループの総力を挙げて強化してまいりました。
一方で通訳・翻訳事業につきましても、経済活動の正常化を背景とした大規模な国際会議やイベントやオンライン会議などをはじめとした需要の取り込みに成功し、受注を堅調に伸ばすことができました。この結果、当期の連結業績は売上高311億円、営業利益は過去最高となる44億円を達成し、堅調な増収増益を確保いたしました。
強固な顧客基盤と事業競争力を確実な土台として、また2026年5月期のモメンタムをさらに加速させ、当社グループは「新中期経営計画 2029」の達成とさらなる飛躍的な成長を目指してまいります。

売上高22,851百万円(前連結会計年度比1,090百万円増、同5.0%増)
セグメント利益3,786百万円(同424百万円増、同12.6%増)

主力製品である「WizLabo」の導入顧客数が年間を通じて堅調に推移していることに加え、株主総会招集通知(「ネットで招集」などのICT商材を含む)や統合報告書、ディスクロージャー翻訳の売上が増加したほか、金融商品に係るディスクロージャー支援会社の株式会社ジェイ・トラストを連結したことなどの影響により増収となりました。

売上高8,303百万円(同385百万円増、同4.9%増)
セグメント利益468百万円(同80百万円増、同20.6%増)

通訳事業においては、継続した営業活動の積極展開、顧客からの支持から、高いリピート率を確保しております。また、新規開拓により全体の取引社数が拡大するなか、とりわけ大型案件の受注数が前連結会計年度比で伸長しております。
翻訳事業においては、売上高は前連結会計年度を下回ったものの、AI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz」による受注積み上げ、エンターテインメント分野への進出、多言語対応の拡充など、現環境下でのニーズに応える取り組みを推進しております。

前中計での成果と課題を踏まえ、2027年5月期から2029年5月期を対象とする「新・中期経営計画2029」を新たに策定いたしました。
新コーポレートブランドメッセージ「Tech Driven Value for Growth」を掲げ、中核事業である開示プラットフォーム「WizLabo」の進化やAI活用による高付加価値化を推進し、持続的な企業価値向上を目指します。最終年度である2029年5月期には売上高500億円を目標とし、開示のデジタル変革と独自技術をテコに、テックドリブン型ディスクロージャー&IR企業群としての確固たる地位確立を目指してまいります。

当社グループは、新たな中期経営計画のスタートに合わせ、株主還元方針を抜本的に見直しました。
従来の方針から「業績と資本状況に応じたフレキシブルな株主還元」へと転換し、新たにDOE(自己資本配当率)7.5%以上をKPIとして設定するとともに、連結配当性向の目安を50~100%へと引き上げました。
これに基づき、2026年5月期の年間配当は120円とし、2027年5月期は180円への大幅な増配を予定しております。また、休止していた株主優待の再開予定や、状況に応じた自社株買いの選択肢も柔軟に検討し、より一層の利益還元と株主価値の向上に全力を尽くしてまいります。株主の皆様におかれましては、当社グループの新たな戦略をご理解いただき、変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。