社長に聞くTAKARA & CO.グループの成長戦略

株主・投資家の皆様には日頃より当社グループへのご支援を賜りまして、心より御礼申しあげます。
この「ネットで株通」では当社グループへのご理解を一層深めていただくため、詳細な情報をお伝えいたしますので、ご一読いただけますと幸いです。

株式会社TAKARA & COMPANY
代表取締役社長  堆 誠一郎

2026年5月期中間連結会計期間の決算について

当中間連結会計期間は、経済活動の正常化に伴うインバウンド需要の継続や堅調な企業業績などを背景に、雇用・所得環境の改善など景気は緩やかな回復が続きました。

こうした状況のもと、ディスクロージャー関連事業は、多様化・高度化する情報開示に対するシステムの技術革新などを含めた対応要請にお応えすべく、決算開示実務の一層の利便性向上を推進する統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo(ウィズラボ)」の導入社数の増加に、引き続き注力してまいりました。また改訂コーポレートガバナンス・コード適用や資本コストを意識した経営の実現に向けて積極性を増すステークホルダーとの対話や海外投資家に向けた英語での会社情報の開示に際して必要となるIR支援・翻訳サービス、環境関連のコンサルティングなど、各サービスにおける提案力・制作体制・品質の強化を進めてまいりました。

通訳・翻訳事業は、特に通訳事業における主たる事業領域である、大規模な国際会議やイベントの開催が対面やオンラインにより増えており、コロナ禍で需要が増えたオンラインでの社内会議が安定的に推移したことなどにより受注件数が増加しました。その結果、下記のとおり増収増益を達成しました。

ディスクロージャー関連事業

売上高11,775百万円(前中間連結会計期間比715百万円増、同6.5%増)
セグメント利益1,895百万円(同108百万円増、同6.1%増)

主力製品である「WizLabo」の導入顧客数が堅調に推移していることに加え、株主総会招集通知や統合報告書、ディスクロージャー翻訳の売上が増加したほか、金融商品に係るディスクロージャー支援会社の株式会社ジェイ・トラストを連結したことなどの影響により、売上高は増収となりました。

通訳・翻訳事業

売上高4,300百万円(同483百万円増、同12.7%増)
セグメント利益297百万円(同220百万円増、同286.4%増)

通訳事業においては、過去取引案件のフォローアップなど、営業活動を積極的に展開したことで、全取引社数、新規取引社数および大型案件数が増加し、通訳売上が過去最高の実績となりました。
翻訳事業においては、大学など、一部業種・分野での翻訳ニーズの縮小は継続しているものの、「AI翻訳プラットフォームSIMULwiz」の受注積み上げや大型案件の獲得などに加え、日本のポップカルチャービジネスに注力したことなどにより、売上高は前中間連結会計期間を上回っております。

プライム上場会社における日英同時開示の義務化について

プライム上場会社においては、2025年4月1日以降に開示する、特に投資判断に影響を与える可能性の高い決算情報および適時開示情報については、日本語と英語による同時開示が義務化され、当社ビジネスにおいては、適時開示情報の翻訳ニーズが増加しました。

当社グループでは、このようなディスクロージャーにおける制度変更はビジネス創出の機会とも捉えており、変化に伴うお客様のニーズを的確かつ迅速に予測し、これら変化に対応するサービスの開発と充実化、それらを支える体制の強化に、 株式会社サイマル・インターナショナルや株式会社十印も含めグループ各社が連携し、注力してまいりたいと考えております。

「中期経営計画2026」の
状況

当期は2024年5月期から2026年5月期を対象とする3か年計画であります「中期経営計画2026」の最終年度となりますが、各セグメントにおける様々な商材が好調に推移していることで、概ね計画通りに進捗しております。

中期経営計画最終年度に330億円の売上目標を達成するためには、事業領域の拡大と、グループシナジーの進展が大きなカギになると認識しており、スピード感を持ってしっかりと取り組み、計画の達成を目指してまいりたいと考えております。

具体的には、まず、ディスクロージャー関連事業では、有価証券報告書の株主総会前提出など、想定される環境変化に対応するWizLaboのAI機能搭載をより一層強めてまいります。また、引き続き需要の増加が予想される統合報告書についても、コンサルティング体制の強化によるサービス拡充に努め、IPOについては、支店・営業所の体制を一元管理するなどし、グループ一体となって組織力の強化に努めます。
通訳・翻訳事業では、さらなる利便性と品質向上のため、AI翻訳プラットフォーム「SIMULwiz」や、AI通訳ソリューション「interprefy AI」といった商材の機能拡充と拡販を推進し、お客様の様々なニーズに応じたソリューションを提案していきます。また、通訳・翻訳業界の認知向上と次世代の育成のほか、海外顧客向け高付加価値サービスの拡大なども行い、グローバル化の進展に順応してまいります。

株主還元

株主還元については、安定配当を基本方針としており、配当性向は50%程度を目安としております。
2026年5月期の配当金は、1株当たり年間120円、配当性向は50.2%を予想しております。

当社グループは「中期経営計画2026」を着実に実行しさらなる飛躍を実現してまいります。
株主の皆様におかれましては、当社グループの戦略をご理解いただき、変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。