新・中期経営計画では「経営支援のプラットフォーム」を目指し、売上高300億円、営業利益29億円の達成を目標としております。
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初年度の上半期は前記の通り、まずまずの状況です。一方で成長戦略を実現するために、改めてディスクロージャー関連事業を中心に新しい戦略を立てて事業構築を進めています。特にこのコロナ禍においては「業務効率化」と「オンラインでのコミュニケーション」のニーズが高まっており、通訳・翻訳事業では成長に向けて変化をとらえることが求められています。
「業務効率化」にこたえるサービス展開
ニーズに対応するサービスの一つとして法定開示書類作成支援ツールの上位機種「X-Smart. Advance」があります。現在、順調に導入社数が増加していますが、一層の機能向上を実現するためには「X-Smart.」シリーズに次ぐ新たな製品の開発が必要と考えています。2020年9月および10月に実施した、自己株式の売出しと新株式発行による資金調達は特にこれらの開発を目的としたものとなります。
同様に開示書類のアウトソーシング業務も需要が高まっており、この機会を得るべくより専門性を高めるため昨年6月に宝印刷(株)の子会社として新たに(株)TAKARA Solutions & Servicesを設立しました。
「オンラインでのコミュニケーションの拡大」を推進するサービス展開
コロナ禍においては、株主総会の様子をインターネットで配信する「バーチャル株主総会」を採用する企業が増加しています。
詳しくはクローズアップでご紹介していますのでそちらをご参照願いたいのですが、当社ではトピックスにもある通り、会社紹介の動画を作成しました。この動画は株主・投資家の皆様をはじめとした幅広いステークホルダーの皆様に当社事業をご理解いただくために用意したものです。この動画のようにお客様のニーズに寄り添いオンラインでのコミュニケーションをさまざまな角度からサポートする必要性が増しています。動画に限らずWEBサイトの提案までオンライン化での様々な取り組みの強化を進めています。
通翻訳需要の変化に対応したサービス展開
コロナ禍により、会場を設けたリアルなグローバルコミュニケーションは縮小傾向ですが、距離などの制約を超えたWEB会議などは拡大傾向にあります。サイマル社では、そのような場面で活用できる遠隔同時通訳プラットフォームであるinterprefyを提供しています。
また、証券取引所の市場見直しへの対応のためディスクロージャー関連書類の翻訳ニーズの拡大が予測されています。グループ内のシナジーの強化により、このようなニーズにも対応できるようグループ間連携を進めています。